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本日はシンガポールからはるばる3人の剣士が桐蔭横浜大学剣道部に来校されました。
二刀流で先日五段を取得したオリバさん、通訳もできるドノバンさん、オリバさんにプロポーズされたジョウさんの3人が来てくださり、海外から見た日本の剣道や、シンガポールでの剣道の普及について話をしてくださいました。
日本にはたくさんの道場や剣友会があり、大会も盛んに行われているが、シンガポールでは5つの大学と3つの道場が剣道を学べる場所だと聞き、とても驚きました。
市の道場だけで8つを超える日本に比べたら、剣道を学びたい人たちにとってはとても過酷な環境だと思います。実際、YouTubeを見て独学で学ぶ人も少なくないらしいです。この状況を少しでも変えるため、オリバさんは自分の道場を作る予定だそうです。
また、海外から見た日本の剣道について、この答えがとても印象に残っています。
世界大会で活躍している選手はもちろんプロレベルで、技術もトップレベル。だけど、海外の人はもっと深く剣道を学びたいと思っている。日本の人はそこまで剣道を深く学びたいとは思ってないように見える。技術はあるけど、思想などを持っているとは思わない。
という答えでした。たしかに、授業で剣道について調べなければ、思想や歴史など知らずに今も剣道を続けていたと思います。海外の人たちの方が学びたい!剣道の歴史をもっと学びたい!という思いが強いのかもしれないと感じました。
コロナの影響で国際武道研修でシンガポールに行き、現地の人に直接剣道を教えることが難しくなっています。しかし、何かほかのことで恵まれた環境で剣道をさせていただいている私たちが少しでも海外の剣道普及に貢献できたらいいと強く思いました。
海外での剣道人口が増えることを願っています。
稽古前にお話をしていただいている写真。右からジョウさん、ドノバンさん、オリバさん。
高瀬先生と二刀流で稽古をするオリバさん。
全体写真。(写真撮影の時のみマスクを外しています。)